思考は何度も経験を繰り返す

人間の思考は過去に戻る。そして思考の中で何度も同じ経験を繰り返す。

特に嫌な事を思い出してまた同じように嫌な気分になりますよね。でももう過ぎ去ってしまった事なのだから、思考が過去に戻らなければいいだけの話です。

嫌なことがあったら今だけを見つめる。

逆に楽しいこと、嬉しいことは過去に戻って何度も経験したらいいと思います。私は美味しそうなものは食べる前に写真を撮っておきます。写真を見る度に美味しかった思い出が甦り、いい気分になれます。

思考をコントロールすることが出来ればいい経験ばかりの人生を作れるような気がしてます。

印象に残った読書

10年前に『ザ・マネーゲームから脱出する法』と言う本を読みました。本を読む前の印象は"無駄な競争せず自分らしく生きようよ"的な本かなって思っていたら全然違いました。

この本はスピリチュアル本です。

"マネーゲームはする必要はない。だってこの世界は自分が作ってるんだから、全て自分の思い通りだ"的な本でした。

自分の見ている世界は全て自分が作り出しているそうです。例え嫌な出来事が起きても自分が作り出したシナリオの世界なのです。この辛い状況から抜け出すにはどのように対処するかというと

「この状況をリアルに作り出して、自分を見事に騙している自分に感謝!」

と思うそうです。そうすると自分は力を取り戻せるそうです。

2回読みましたが???でした。

あれから10年が経ち、他のスピリチュアル本も読んだ上で少しだけ言いたいことはわかりました。

マネーゲームから少しだけ脱出した私は今、週に3日程度しか働いていません。

個人で勝っても意味がない

周りの人達が暗い顔をしている中で、自分1人が人生に勝っても意味ないと思うんですよね。

理想を言えば、社会全体が幸福に包まれていないと個人は本当の意味で幸福になれないと私は感じています。

暗い顔の人が隣にいたら、自分まで気持ちが引っ張られませんか?社会が暗いと楽しくないし、嫌なニュースは聞きたくありません。

まさにコロナ禍がそうだったかもしれません。

お金を持っていても使う場所がなかったり、お気に入りのお店が潰れてしまったり、人と自由に会えなくて、誰もが家でひっそりネット見たりして過ごす社会には勝ち負けが存在しないと思うんです。

お金を持っている人こそ、サービスを提供してくれるシステムが無いと困るのです。

コロナ禍で妊婦だった妹が「自分だけ妊婦で楽しいことを我慢するのは嫌だけど、世の中全体が我慢してるからイライラしなくて済んでいる」と言っていました。旦那さんだけが身軽に遊びに行くことが許せないんですね^^

活性化しない世の中では外食しない、出かけない、引きこもり気味な人が最強だったかもしれません。

 

眠れない夜に見た夢

眠れないと思いながら気がついたら眠りに落ちていた私は、夢の中でアジアの海外にいたと思います。満員のバスに自分は乗ったけど、連れの人が乗らなくてはぐれてしまいました。

次のバス停で降りるのがいいか、前のバス停に戻るのがいいのかわからないまま連絡の取りようもなく途方に暮れました。

自分が出した結論は「泊まるホテルは一緒だから一人で観光しよう。」でした。

アジアの人達は、労働者であれ、旅行者であれたくさんの集団で行動してるなあと思いました。海外でも仲間がいれば心強くて、楽しそうで羨ましく感じます。

逆に日本人はコミュニティを作らなくなっている気がします。個人が自由に生きることが良いとされる価値観のため人との関係が希薄な感じがします。

目が覚めて、日本がアジアの人の集団だらけになったら日本人の居場所がなくならないか心配になりました。単独で行動していたら押しのけられてバスにも乗れなくなりそうです。

行動のエネルギーを与えるのは自分以外の人

自分ひとりでそこそこ満足する日々を過ごしていたら、行動のエネルギーは発生しない。憧れているものがあっても行動は先送りしてしまう。

行動するには"誰かが誘ってくれた" "誰かに負けたくない"などの他人が自分を動かすエネルギーが効果的。

そしてこのエネルギーは人を良い方向にも悪い方向にも動かす。今までそこそこ満足していた人が、自分の知らなかった世界を知って、より楽しい人生になる場合と欠乏感に取り憑かれた人生になる場合がある。

もし他人からのエネルギーを受けて楽しくなく欠乏感を感じるなら人と関わらず、SNSなどの情報にも触れないでいた方がその人にとっては良いのだと思う。

勝ちスパイラルに乗る

4月生まれ、5月生まれの同級生が勉強も運動も出来て優秀だったということはありませんか?

逆に3月生まれで優秀だった子供は私の周りではいた記憶がありません。

早生まれの子供は1年もハンディキャップがある状態なので当然と言えば当然です。

この幼少期の差はなかなか埋まらないもので、優秀な人はずっと優秀であり続ける。これは『勝ち癖』の差であると考えます。勝ちスパイラルに乗っている人は自分が勝って当然と思っているので勝ち続ける訳です。

かわいそうな早生まれはあまり勝てた経験がないからやる気を無くし、おっとりしている気がします。(私の娘は早生まれです。)

勝てて当然という思い込みは勝つために必要な要素で、この思い込みを持ち続けるには小さくてもいいから勝つ経験を増やしていくことだと思います。

成功は運か才能か

結論から言えば"運"だそうです。

成功に1番必要な要素は"不運に遭遇しないこと"です。

ウォーレンバフェットは資産の9割以上を60歳以上で作ったそうですが、不運に遭遇せず長生きできたから資産を作れたのかもって思いました。

投資においては原資を失くさないことが1番大事で、そのうち自分に運が巡ってくるのを待つ姿勢が大事かと思います。

何をもって成功とするかという定義も大事で運のいい人は不運に見えることも運がいいと感じてしまっている気がします。

例えば、投資において自分の思惑と反対の動きをしたとして"運のいい人"はさらに大きな買いチャンスが来たように見えるし、"不運な人"は損をしてしまったと落ち込むんでしょうね。

しかし、この"運のいい人"が本当に成功出来るかどうかもまた運であることに違いないです。